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2024.10.30
ダイヤモンドの買取や購入を検討している場合に気になるのが、ダイヤモンドのカラットです。
カラットとは大きさを表す単位だと思っている人も多いですが、ダイヤモンドの質量を示す単位になります。1カラットの重さは0.2グラムで、重さが増えることによって石のサイズも大きくなってきます。0.1カラット増すごとに、約0.6mm〜0.8mmほど大きくなって、1カラットの大きさは約6.5mmほどです。
ただし、ダイヤモンドはカラットだけで評価されるわけではなく、カット・カラー・クラリティーの要素が価格へと影響します。
0.2gが1カラットとなった背景としては、昔は質量の基準に植物の種子が使われていたことが多かったためと言われています。カラットはギリシア語で、イナゴマメの実であるケラティオンに由来していて、1907年に0.2gが1カラットだと統一したのです。
ダイヤモンドは振動や風などの影響を受けにくい、精巧な分析計量器で測られます。0.0002gまで計量できるものを使って測られるため、どのダイヤモンドも正確なカラット数で販売されます。
正確なカラット数を自力で知ることは難しいため、正確な数字を知りたいのであれば専門機関に頼ることが無難です。
ただし、宝石の鑑定書というものは国家が定めたものではなく、個人で発行することも可能となっています。自称鑑定士が発行することもできますが、そういった人物に発行されても正しい価値が証明されたわけではないため、専門的な技術力を持った機関へ依頼します。
具体的な鑑定機関としては、中央宝石研究所・GIA・AGTジェムラボトリーが挙げられます。特にGIAは、4Cを考案した団体ですので、最も権威のある鑑定機関となっています。確かな技術を持っているところですので、正確なカラット数を知りたい場合にはうってつけです。
どの機関であっても、鑑定料金はかかります。どれぐらいかかるかは、それぞれの機関によって異なるため依頼するところに事前に確かめておくことがオススメです。
また、ジュエリーショップでも依頼することができます。正確性は鑑定機関よりも劣りますが、身近な店ですので鑑定機関に依頼するよりも手軽に依頼することができ、料金も比較的安いです。
無料でカット数を知りたいときには、ダイヤモンド鑑定士がいる買取店で査定してもらうという方法もあります。店舗によってGIAが認定している鑑定士が在籍しているケースもあり、そんな店舗であればしっかりカット数を含めた価値を鑑定してもらうことが可能です。
できるのであれば、しっかり査定結果の内容を教えてもらえる店舗を選びます。なぜそのような金額になったのかを知ることによって、ダイヤモンドの価値がわかります。
売ることを考えている場合には、そのまま買取までしてもらえるというのもメリットです。
鑑定書の発行までは、1週間〜10日間ほどかかることもあるため、そこには注意してから依頼するように心がけましょう。
鑑定書の発行手数料としては、相場として1000円〜15000円ほどとなっています。これは記載する項目の多さによって値段が変わってくるためです。