🛰️🚀 宇宙で機械式自動巻時計は稼働するのか 🚀🛰️
2026.03.04
いつも御愛顧頂き誠に有難うございます。
おたからや梅津店の清水でございます。
本日のコラムは「宇宙で機械式自動巻時計は稼働するのか」というお話しです。
過去に私も時計の商品知識講習で「無重力空間では自動巻の時計は動かない」
と教わりました。
以前のアポロ計画などで装備品として有名な時計といえば、オメガ「スピードマスター・プロフェショナル」手巻き式モデルですよね。
やはり無重力環境ではムーブメントの回転錘が廻らずゼンマイの巻き上げが不可能と想定され採用されていました。
しかし永い年月を経て、それを覆した世界的に有名な時計ブランドがありました。
皆様にも馴染み深い我が日本の「SEIKO」です。
2008年10月に史上6人目の民間人として宇宙に旅立ち、国際宇宙ステーションに12日間滞在したリチャード・ギャリオット氏のために製作されました。
ギャリオット氏の滞在期間中、無重力の環境であるにもかかわらず、自動巻ウオッチとして機能し手巻きでゼンマイを巻き上げることなく作動し続けました。
宇宙空間で高い性能が証明された時計の名は「セイコー スプリングドライブ スペースウォーク」です。
因みに宇宙に行くときの装備品など1gにかかる燃料は当時100万円ほどで、もちろんスペースウォークも最軽量かと堅牢さを求められ開発は大変だったそうです。
しかし無駄な部分を徹底的に削ぎ落とし最高のチタンを採用し見事に美しく機能的な時計を作り上げました。
のちの2010年1月下旬に同じ仕様の記念限定モデルを全世界で100本のみ発売されました。
希望小売価格は税込み250万円で、当時時計バイヤーでありました私もセイコーさんに無理をお願いし1本のみ仕入れさせて頂き無事にお客様の元へお届けすることができました。
宇宙に行った2本の内1本は「アンティコルム」という時計専門のオークションに出品され約2400万円で落札されました。
その収益はギャリオット氏に勧められた二つの慈善団体に寄付されました。
やはりメイド・イン・ジャパンは誇らしく素晴らしいですね。
またこちらや店頭で皆様と楽しく時計談義に花を咲かせられる日お待ちしております。
梅津店へのご来店、「お笑売」をお待ちしております。